旅行から帰って来て、一番最初に見たのが「下北沢ダイハード」。みなさん見てます?

4話は、変わっていく下北沢と、出ていく人、とどまる人の話。(昨日放送の5話まだ見てない)

相変わらず脚本は小劇場風なので、ドラマ向きかって言われたら分からないんだけど、

出てくる場所がいちいち近所で、よくいく場所で(というか街が狭いのでだいたい近所)、話も下北沢にありがちな人間模様で(でもこの街特有で)、 毎回「そうそう、わかる」って笑って泣いている。

で、一番泣けるのエンディングね。
柄本明さん(下北沢在住)があずま通りをゆらゆらと自転車に乗りながらゆーっくり走ってて、それが異常に泣ける。

そういう時間の流れ方をしてる、ここは。

毎回脚本家の方が渾身の一言を散りばめてる、自分なりの下北沢を表現するために。
4話の名言はこれかな。

「本当はたくさんきっかけがあったんだよ。決めるための。でも、大人にならないことを許されるじゃん。ここは。」

下北沢は独特の時間の流れ方をしてる。
そして、この街には妖精のような、年をとることを知らないひとが沢山いる。

それを見て面白かったり、ときに恐くなることもあるけど、そういう人たちが語る下北沢の話があるから、私はこの街のこれまでと今をつなげて好きになることができる。

彼ら、彼女らがいなかったら、私は私が下北に通い始める以前の下北沢を、下北沢の伝説の人たちを知らない。

下北沢には色んなひとがいる。

すごく狭い場所に、幾つもの、幾重にもなる世界がある。
その場所ごとに「そんなひともいる。そんなこともある。」という話がいくつもある。

そういう夜と昼を繰り返してる街。
それが下北沢だし、「下北沢ダイハード」が表現しているものだと思う。
見てね^^

★下北沢ダイハード(配信)
http://tver.jp/episode/33109845

 

Copyright:Yuri Ito @yurio_it

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