日本画の権威ある組織、日本美術院の秋の展覧会が9月1日から上野公園内の東京都美術館で行われます。

普段日本画に親しみがない方も、日本の文化の最高峰の技術をもった人たちの、才能の渦中にぜひ埋もれてみて欲しいです。

日本画は写実性を重視している芸術なので、生々しいというか、体感できるような作品が多いと思います。初めてちゃんと向き合った時に、音が聞こえるような、ちょっと恐いような感覚になりました。

日本画は自然にあるもので描かれてますので、一緒に呼吸をするように、対話をしてみてほしいです。

今年は再興第100回を記念して、第39回〜本展までのの作品(展覧会の画集の表紙絵に選ばれたもの)も特別展示されるという、豪華な展覧会になります。時間をとってゆったりと見に行かれることをおすすめします。

日本美術を今のように後世に残すことができたのは、岡倉天心が仲間である橋本雅邦、横山大観、菱田春草、下村観山らと創設したこの日本美術院という団体があるから、と言っても過言ではないと思います。

これからまだまだ変化する世界で、変わるものにも受け入れられつつ、変わらないものとして残って行ってくれること切に願います。

★日本美術院
http://nihonbijutsuin.or.jp/

再興第100回 院展

会期 : 2015年9月1日(火)-9月16日(水)(7日休館)
時間 : 午前9時30分 – 午後5時(入場は30分前まで、16日は14時半まで)
会場 : 東京都美術館 →googlemap
URL : http://www.tobikan.jp/
住所 : 東京都台東区上野公園8-36
料金 : 900円 ※詳細は日本美術院HPへ
交通 : JR上野駅徒歩7分
東京メトロ線各線上野駅徒歩10分

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日本美術院 院展東京展ポスター