とてもセンスのいい建物。
コルビュジエに師事した前川國男が設計。夜のライトアップされた外観は一見の価値があります。
開かれた美術館をテーマに、コミュニティスペースを広めにとっているのが印象深いです。

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★東京都美術館について
http://www.tobikan.jp/

東京都美術館 は、大正15(1926)年5月1日に東京府美術館として開館。 早稲田大学や東京美術学校で教壇に立ち、多くの後進を育てた 建築家岡田信一郎の設計によるもの。 その建物は、四方の入り口に 列柱を配したヨーロッパ古典主義の建築でした。

東京都美術館の現在の建物は昭和50(1975)年9月に竣工。 設計は、株式会社前川國男建築設計事務所(現:前川建築設計事務所)。 日本のモダニズム建築の巨匠・前川國男は、公共建築の設計では、広場やロビー、レストランを重視。 その場を訪れる人がどれだけ都市的な楽しみを味わえるかに力を注ぎ、建築を通して都市の空間を生み出した。

「都民のための美術の振興を図る」という東京都美術館の設置目的を果たし、2012年のリニューアル以降は、「アートへの入口」となることを目指した美術館に。

現在東京都美術館は、自身が担う4つの役割をこう定義しています。
 1. 人々の交流の場となり、新しい価値観を生み出す美術館
 2. 芸術活動を活性化させ、鑑賞の体験を深める美術館
 3. 伝統を重視し、新しい息吹との融合を促す美術館
 4. 世界と日本の名品に出会える美術館
入館自体は無料であること、さらにアートラウンジや美術情報室などオープンなスペースが多く、公共建築を得意とした前川國男の息づかいと、リニューアルに込められた館長の想いを感じるようです。
東京都美術館
Tokyo Metoropolitan  Art Museum
設計 : 竣工時 – 岡田信一郎、リニューアル時 – 前川國男
様式 : ヨーロッパ古典→モダニズム
竣工 : 1926年(本館)
延床 : 17,369m²
所在 : 東京都台東区上野公園8-36 →googlemap
電話 : 03-3823-6921
時間 : 午前9時30分 – 午後5時30分(金曜午後8時まで、月曜休館)
     入館は閉館の30分前まで。
料金  : 企画展1,500円 ※料金詳細は美術館HPへ
交通  : JR線・地下鉄線上野駅より5分〜10分