ル・コルビュジエ設計の美術館。こちらは先般、2016年の審議へ向け、世界遺産に推薦されることが決まりました。フランスを含め7カ国との共同プロジェクトで合計17作品、推薦名称は「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」となりました。

設計が現代建築の大家だけあって、見所も多いです。しかし、美術品の鑑賞を妨げることのないデザインが、コルビュジエの芸術に対する愛を伺わせます。

常設展については、洋画を中心に彫刻など展示は豊富で、ゆっくり見て1時間以上はかかります。
たまに修復の終わった世界的に有名なアーティストの絵画がお披露目されたりして変化もあるので、定期的に行きたくなる美術館です。

国立西洋美術館

★国立西洋美術館について
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html

国立西洋美術館は印象派など19世紀から20世紀前半の絵画・彫刻を中心とする松方コレクションを基として、1959年(昭和34年)に設立されました。実業家松方幸次郎は20世紀初めにフランスで多くの美術品を収集しましたが、コレクションは第二次世界大戦後、フランス政府により敵国資産として差し押さえられることに。松方コレクションが日本に返還される際の条件として、建設されたのが国立西洋美術館です。

本館の設計はル・コルビュジエによるものですが、彼の弟子である前川國男・坂倉準三・吉阪隆正が実施設計・監理に協力し完成しました。なお新館は前川國男(前川國男建築設計事務所)が設計しています。

本館は、1998年(平成10年)に旧建設省による公共建築百選に選定。2003年にはDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定され、2007年(平成19年)には「国立西洋美術館本館」として国の重要文化財に指定。また、前庭・園地は、2009年(平成21年)に「国立西洋美術館園地」として国の登録記念物(名勝地関係)に登録されています。

現在は松方コレクションに加えてルネサンス期より20世紀初頭までの西洋絵画・彫刻作品の購入を進め、常設展示。なかでも西洋のオールド・マスター(18世紀以前の画家)たちの作品を見ることができる美術館として、日本有数の存在となっています。

国立西洋美術館
The National Museum of Western Art
設計 : ル・コルビュジエ
様式 : インターナショナル・スタイル
竣工 : 1959年(本館)
延床 : 17,369m²
所在 : 東京都台東区上野公園7−7 →googlemap
電話 : 03-3828-5131
時間 : 午前9時30分 – 午後5時30分(金曜午後8時まで、月曜休館)
     入館は閉館の30分前まで。
料金  : 常設展一般430円 ※企画展料金詳細は美術館HPへ
交通  : JR線・地下鉄線上野駅より5分〜10分