フラッと西洋美術館の常設展に行った際に、面白い企画展をやっていました。

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国立西洋美術館の本館を設計したル・コルビュジエ(1887-1965)。没後50年にあたり、ル・コルビュジエに関する世界有数のコレクションをもつ大成建設株式会社がスポンサーとなり、「女性」と「海」を題材とする絵画、素描等による小企画展を開催しています。

引用元:http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2015corbusier.html

ル・コルビュジエ「二人の浴女と平底漁船」

何がよかったって、展示の仕方がよかった。
海をイメージした水色の壁一面に、コルビュジエが描いた豊満な体格の女性の絵画が並べられています。絵が大きくないので、水色の壁の印象が強く残ります。

会場行き止まりの一角では古い8ミリフィルムの動画を流していて、シンプルだけど、コントラストのある構成がよかったです。

上映されていたモノクロの8ミリフィルムは、コルビュジエが気に入って度々夏を過ごしたフランス大西洋岸の別荘で、奥様やペットを映したもの。また、親交のあった写真家が撮ったオフショット的なコルビジュエの写真も同時展示されていました。

険しい顔の写真の印象があるコルビュジエですが、にっこり笑うと、普通のおじいちゃんです。

コルビジュエの女性に対する敬意があふれた、本展覧会。常設展の料金で鑑賞できるので、上野へ土地寄った際にはぜひに。

没後50年 ル・コルビュジエ ― 女性と海 大成建設コレクションより
会期 : 2015年7月14日(火)-10月4日(日)(月曜休館)
時間 : 午前10時 – 午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場 : 国立西洋美術館 版画素描展示室 →googlemap
料金 : 一般430円 ※詳細は美術館HPへ
交通 : JR線・地下鉄線上野駅徒歩5分〜10分
★画像引用元