バスの乗り方ってお国柄出る。
フィリピンは終点以外は、乗るときに車掌さんに行き先と伝えておくか、「このあたりで降りたい〜」って声をあげるかどちらか。なんと属人的。

Batacで降ろしてほしいと伝えておき、着いたのに「どこにいくの」「Paoayです」と伝えたら「じゃぁここじゃないよ」と言われ、Batacの街を通り過ぎてしまう。

いやいや、ここで降りてトライシクル拾うのが最短なんですよ?!色々な人がその方法で行ってるんですよ!と思うが、発車してしまったので、口をつぐむ。現地の言葉で話せたら・・・とモヤモヤ。

降ろされたのはそこからバスで数分の場所。

「どこ?!」

確かにトライシクルのおじさんがたむろしているけれど、さっきの場所にもトライシクルあったし!仕方なしに近くにいたトライシクルのおじさんに行き先を伝えると、「100ペソ」と言われる「・・高い!!」

(ちなみに、BatacからPaoayまでトライシクルで20分30ペソしないくらい。そこからあまり離れていない場所です)

何にもないところで降ろされて、他に交通手段がない私たちの足元見てる。むー。価格交渉しようにも、こちらが圧倒的に不利なので最終的に折れる。

時間も無駄にできないし、先を目指すことに決め、トライシクルに乗り込む。結局さっきのBatacのポイントまで戻り、そこからまっすぐ街を目指す道に入る。

おじさんの態度は気にくわないけど、風を感じながら移動できるトライシクルは悪くない(ただし排気ガスがすごくない場合に限る)

夏の色鮮やかな草木を眺めながら、Paoayに到着。
巨大な教会が目の前に。

 

Copyright:Yuri Ito @yurio_it

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1710年に建った、加工珊瑚とレンガで造られたバロック式の教会。

フィリピンには、スペイン統治時代に造られたバロック式の教会がたくさんあり、その中でも最高の例として世界遺産登録をされている教会。

(ちなみにスペインが侵攻してくるまではイスラム教徒が大半だったそうです)

 

 

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暑い暑いフィリピンの土地に、教会はオアシスのような存在。だから壊されないで残ってるのかな、なんて思う。

教会の天井がトタンだったのは、なかなか面白かった。

 

 

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熱が上がってきてフラフラの私、小一時間ほど観光して帰路につくことに。
「帰りはバスに確実に乗りたいので(始発の)Laoagまで出よう」ということで、周辺に聞き込み。

売店のおねえさんは「そこのトライシクルで行きな」というけれど、ここからはジプニーが出ているはず。(それが最安のはず)

教会の裏のアイスクリーム屋のおにいちゃんに聞いたら、徒歩ですぐの場所にジプニー乗り場があるとのこと。

ジプニー乗り場でおじさんに聞いたらLaoagまで43ペソ。
ローカルの人も使う交通手段、金額が妥当。

満員になって動き出したジプニー、わたしは後部の方に座ったので、風が気持ちいい。

 

 

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ジプニーは降りたいときに、運転手さんに声をかけるか、車の天井の手すりにコインを叩きつけて音を鳴らして停めてもらう。

お金は乗客の手から手へ渡って、車掌さんへ届けるという連携プレイ。

おばあちゃんがサンダル落としちゃったり、前に座った男の子が「こうやるんだよ」と言わんばかりにコインを鳴らしてくれたり、ちびっこがわいわいしてたり、なんだかアットホームな車内。

ジプニーで40分くらい、ルソン島北部の街Laoagにつく。
ランチしたかったけど、早めに帰ることにする。

中心地から少し離れたところにPartasのバス停を発見し、一安心。
ここから3時間かけてViganに帰ります。

 

 

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