朝来の夕暮れ。
一人旅を初めて三年目くらい。お城が好きすぎてたどり着いた竹田城。今みたいにまだあまり知られてなくて。
竹田城は姫路からローカル線で一時間半くらい行った土地にあるのだけど、最寄りの駅はほぼ無人。
ホテルを出たら街灯もなくて、たまに通る車のライトでしか道がわからなかった。初めて暗いことが怖いと思った。
旅し初めたころは、そんなにお金もなくて、お仕事の内容から長くお休みもとれなくて。
一年に一度、お盆のあとの残暑の厳しい時期に、とても暑い、岐阜、滋賀、兵庫にひたすら建築を見に行っては写真を撮ってた。
ゲストハウスを知らなくて、旅してる間ずっと一人だったけど、ひとと話さない分、もしかしたら今よりも景色を覚えてるかもしれない。
一人だった分、今よりも街のひとと話してたかもしれないな、と思う。
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