暮れの慌ただしさの合間を縫い、六本木ヒルズ森美術館で1/9まで開催中の「宇宙と芸術展」にいってきました!念願の!!

 

エントランス

エントランス

 

期待以上のキュレーション、何より「徹底的に宇宙、極まればアート」という物語性に圧倒されました。今年一年沢山の展覧会にいきましたが、私はこれが一番です!

 

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展示は、世界最古の天文図や、宇宙世界を表した見事な曼荼羅、竹取物語絵巻、天動説から地動説へ。
ローラン・グラッソ「過去についてのスタディ」

ローラン・グラッソ「過去についてのスタディ」

ビョーン・ダーレム「ブラックホール(M-領域)」

ビョーン・ダーレム「ブラックホール(M-領域)」

コンラッド・ショウクロス「タイム・ピース」

コンラッド・ショウクロス「タイム・ピース」

森万里子「エキプロティック・ストリング」

森万里子「エキプロティック・ストリング」

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ガガーリンから宇宙開発競争、チャレンジャー号の模型、メタリックなセクシーロボット・・・
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マリア・グルズデヴァ「宇宙へ!シリーズ」

マリア・グルズデヴァ「宇宙へ!シリーズ」

トム・サックス「ザ・クローラー」

トム・サックス「ザ・クローラー」

空山基「セクシーロボット」

空山基「セクシーロボット」

 

 

ヴァンサン・フルニエ「スペース・プロジェクト」

ヴァンサン・フルニエ「スペース・プロジェクト」

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光と技術を駆使したインスタレーション、写真やグラフィティ、スカルプチャーなどの現代アート。
トレヴァー・パグレン「彼らは月を観る」

トレヴァー・パグレン「彼らは月を観る」

杉本博司「石炭紀」

杉本博司「石炭紀」

セミコンダクター「ブリリアント・ノイズ」

セミコンダクター「ブリリアント・ノイズ」

もちろん、テラフォーミングや宇宙エレベーター構想など、最新の宇宙科学技術に関するビデオや実験の展示もありました。
徹底的に、宇宙をテーマにした数々の貴重なアート!
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逢坂卓郎「Sprial Top Ⅱオーロラ・オーバル」

逢坂卓郎「Sprial Top Ⅱオーロラ・オーバル」

アンティークな天文機器は、とても美しいし、このテーマで世界中の貴重な、多ジャンル及ぶ展示品を集めたのは見事です。
チャールズ・ロバート・ダーウィン「種の起源」

チャールズ・ロバート・ダーウィン「種の起源」

解説が多すぎないところ、想わせるところが、これらが科学館の展示ではなく美術館の展示、つまりアートなのだと分からせてくれる。
ジア・アイリ「星屑からの隠遁者」

ジア・アイリ「星屑からの隠遁者」

展示風景

ヴォルフガング・ティルマンス「名付けられた銀河と、名付けられていない銀河、ESO」展示風景

岐阜県飛騨市にある世界最大の宇宙素粒子観測装置スーパーカミオカンデは、これは未来の神殿のよう!(写真に撮れなかったのでリンク先参照ください)
科学が極まると芸術に近くなるのね。おそらく逆も然りで。
チームラボ「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突してさいていくーLight in Space」

チームラボ「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突してさいていくーLight in Space」

これは有名な話ですが、竜安寺の石庭は宇宙を表しています。その構造解析の絵が奥深かったー。ずっと見ちゃった。
そしてインターネットもSNSも無い時代。
太古の人は、ヨーロッパの人もアジアの人も、星に魅惑を感じて、時に神話の生き物に例えたり、人の形に変わった神と崇めたりと、熱心に夜空を見ていました。
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もうこれは、世界中で共通の信仰なのですね。
宇宙と芸術展
会期 : 2016年7月30日(土)-1月9日(月・祝)
時間 : 10:00-22:00(火曜は17:00まで)
会場 : 森美術館 →googlemap
住所 : 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
料金 : 一般1,600円 ※詳細は美術館HPへ
交通 : 地下鉄日比谷線「六本木駅」徒歩 0分