旅先にあって欲しい宿、初めての札幌でも懐かしい場所
札幌の決して便利ではない場所にあるwaya。サイトを見ても、新しそうでもないし、今時のモダンなデザインの宿でもない。
でもトリップアドバイザーは5.0、booking.comは9.0という高評価。その不思議を知りたくて泊まってきました。
★札幌ゲストハウスwaya
http://waya-gh.com/
泊まってみて思ったのが、「あー、旅先の街にひとつあると安心するような宿」。
おしゃれで落ち着かない感じもなく、少し雑多で、人の温度感もあって、誰かと話したければ話せる場所と距離とお酒がある。
そしてただひたすらに色んなひとの愛が積み上がって来た感じのする宿。
愛の空気の感じでいうと、伊勢の風見荘と似てるかも。
オーナーさんはまだ26歳。創業時は22歳とか23歳とか。最初から法人にするべく動いたそう。
始めた当時は、沢山の大人に足を取られそうになったかも知れない。
逆にそういう中で信頼できる大人を見つけたかも知れない。
そして出会ってきた多くの(中には会ったことのない)仲間。
木のボードに沢山のメッセージ。
そういう人たちに支えられて来たのを肌で感じる。
その中で、どっしりと強くなってきた宿なのだと思う。
アートな彩色の空間なのだけど、妙に落ち着いたこなれた雰囲気がある。
沢山の旅人に使い込まれている宿。
特別さはないけれど、旅人がゲストハウスに求めること、はちゃーんと整えている。
形ではなく、思いやりをベースに「そういうこと」を提供しているのがわかる。
写真のひげの男性はニューヨーク出身のAine。
世界一周の最後を日本に決め、徒歩で日本を縦断していた時にwaya泊まり、この雰囲気に感銘を受けて、西から戻ってwayaで働くことを決めた。
彼もwayaの愛の一つなのだと思います。
頑張って欲しい。こういう宿は、残って欲しい。
きっと残る。
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