「ここ落ち着き過ぎますよ!」
「ありがとうございます。よくゲストの方に、田舎のおばあちゃんちに来たみたい、って言われますー。笑」
松本のひとのおしゃれに暮らす、その心意気や生活のありかたを感じるゲストハウス。それが、松本城の近くにあるなわて通り商店街を抜けたところにある「東家」さんです。
なわて通りや中町通りなど、古い家屋を残した町並みのなか、二階建ての一軒家といったまさに「おうち」と言う佇まい。スタッフの方の話では、老夫婦が住んでいた家を、あまり大掛かりな改装はせず、もとの姿を活かしながらゲストハウス用に手入れしたそうです。オーナーは元水道工事やさんで、木工の技術等もあり、松本市のクラフト系のイベントの代表をやられている方。
松本の木工職人やクラフト系の作家さんの知り合いが多く、このゲストハウスは、そういったつながりで沢山の方が参加されて出来た内装だということです。
◎立地
徒歩3分ほどのところにコンビニが数件あります。周辺はフラっと出かけるにも良い立地で、昼も夜も「松本」の暮しの風景と観光地の楽しみを満喫できるエリアです。飲食店も、夜までやっているカフェやバーもあり、さすが「バーの街、松本」といった雰囲気です。
宿のスタッフのモコさんが、お手製の周辺マップを下さいますが、それがまた地元の通な情報ぎっしりで、そのお店をまわるだけでも何日か過ごせそうです。
◎外観
街の景観を乱す様な大きな看板はなく、一軒家のたたずまいとしてあります。目印は、ガラガラと空ける古風な玄関と「東家」と書かれた控えめの木の看板です。
◎共用スペース
松本市在住の作家さんの展覧会等を開催している時もあります。6畳の畳のお部屋が二つ続いており、縁側の向こうのお庭を眺めることができます。自然光もたっぷり入って、風の通りもよく、気持ちのいいリビングです。
◎お部屋
今回は2段ベッドが2つある、女子ドミトリーに泊まりました。他に同じ規模のミックスドミトリー、個室があります。部屋は清潔にされていて、ハンガーは一人二つぐらい。鏡台。タオルを干すラックがあります。ベッドは広いと思います。枕元に読書灯、小物を置ける棚、コンセントは一つですが、お部屋の中にほかにもいくつかあるので、ベッドで携帯の充電しながら、デジカメの充電は部屋づけのコンセントでできるので、充分だと思います。お布団はふかふか。ぐっすり眠れました。ベッドごとに仕切りのカーテンがありますが、薄い素材なので、女性の方は女子ドミに泊まる方がリラックスできるかも知れないですね。
女子ドミの部屋の窓から、近くの川が眺められて、朝とても気持ちよかったです。
◎洗面、トイレ、お風呂
1階と2階にトイレがあります。男女共用ですが、宿泊者が少ないので混雑もなくそこまで気になりません。洗面台は二つ、通路のスペースを上手に利用し、互い違いに設置されています。この洗面台も、作家さんのデザインによるもの。
お風呂は、宿の一番端にあり、普通の住居のお風呂場です。きれいにしてり、シャンプーとボディソープ、石けんがあります。
カーテンや、折りたたみの棚がうまく設置されており、脱衣スペースも確保されています。
◎キッチン
実家のキッチンのような、まさに「台所」といった風景。調理器具や調味料などが一通り揃ってます。古く使い込まれた大きな食器棚には、カトラリーや食器類が充分に揃えられています。満室になった時の宿泊の人数を考えると、充分な量だと思います。
フリーのコーヒと紅茶があります、冷蔵庫には麦茶があり、ほか冷蔵庫にビールがあり、呑みたいひとはキッチンの貯金箱にお金を払うシステムです。
◎ほか
とにかく、ところどころとてもオシャレで、スタッフやオーナーさんのインテリアのセンスの良さが感じれます(決してけばけばしくなく、とても落ち着いた、暮しの豊かさを感じれれるもの)。小さな一輪挿しに草花が生けられていたりして、目に優しい風景が散らばっています。
特にお庭の景色がよく、また夏にここへ来て、アイスを食べながら縁側でのんびりしたいなーと思いました。
「松本に家ができた」
そう思わせるのは、スタッフのモコさんののんびりした雰囲気と、彼女のつくりだすあたたかな生活感の成せるところではないでしょうか。
またぜひ行きたいです。本当に。松本のわが家にしたい♡
★ゲストハウス「東家」
http://www.guesthouse-azumaya.com/
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