ゆっくりだけど、フィリピン旅更新中です。
バンタイからヴィガンの街に戻って、まずはご飯。
ヴィガンはちゃんとしたレストランが多くて、食事には困らない。パスタとサラダを二人で分けて、それぞれ飲み物を頼んで合計600〜700ペソくらい。これでちょっと高めなくらいなので、フィリピンの物価は本当に安い。
広場横のセブンでミネラルウォーターを買って(ボルヴィック50ペソ、現地のミネラルウォーター25ペソ)、たくさんのお馬さんが並んでいるカレッサ乗り場に向かう。
いくつかの馬車の中から適当に声をかけると、お兄さんが「こっちだよ」とひょいっと出てきた。多分この乗り場で順番に馬車を案内しているみたい。
「1時間150ペソだよ」
と、これが相場みたいなので特に値段交渉もしないでお願いする。
フィリピンのカレッサ(馬車)は、日本の人力車に着想されたという話。確かに乗り方とか、横から見た感じとか結構にてる。
カレッサの乗り心地は上々。照り返しと土埃のきつい地面から離れるだけでこんなに楽なの!と思うくらい快適。
これで街から馬車でいけるいくつかの観光地を回ってくれるみたい。
最初はさっきいったベルタワーに到着(笑)。定番なのね。入り口で降ろしてもらい「出口で待ってるからね」と、馬車はパカパカ離れて行く。
教会の前は屋台がたくさん。いつから置いてあるのか分からない焼いたお肉とか(笑)、カラフルな雑貨や、ローカルが大好きだというタピオカジュースも売っていた。せっかくなのでさっき見れなかったところを見学。
パカパカのんびり風に揺られながら、馬車で訪れた場所は、植物園、焼き物の窯元、博物館など。
びっくりしたのが大富豪がやってる動物園。園内を走るミニバスがあるくらい大きいし、蛇のショーとか、結構しっかりした施設なのに無料!(ただし暑さで動物はほぼのびている)
しかもこの大富豪がハンティングした動物の剥製コレクションがすごかった。こんなに大量の剥製見たことが無い・・・。
仕留めた時の富豪のドヤ顔写真にちょっと引きながら、これは日本人に無い感覚だわと圧倒される。
特に印象深かったのは、第6代大統領キリノ氏の博物館。彼はヴィガンの生まれで、奥様のアリシアさんの生家の一部を資料館としてる。
「キリノマンション」と呼ばれるこの邸宅は、白い壁と濃い茶色のシックな木のインテリアや調度品が美しく重厚な雰囲気。
邸宅内では絵画から宝飾品、当時の美しい衣装や美術品が展示されており、中でもスペイン侵攻を描いた絵画コレクションは、当時の悲惨な状況が描かれていて異様な重たさがあった。
世界で活躍するフィリピンの女性をテーマにした写真展もあり、それはこの島国の多様性を感じるものだった。
中華系、マレー系などフィリピンの人の顔立ちは実にさまざま。日本人にしか見えない人もいた。でもみなさん美しい。
大統領の邸宅らしく、会見ルームや牢獄もあり、美しい建物のなかに国家の力を感じる場面もある面白い場所だった。
観光地は入場無料なところが多く、お金がほとんどかからない。時間を見ながらランチやカフェができるところも馬車で回ってくれる。
1時間きっかりで回るというよりは、こちらが終わりにしよう思った時、声をかけるシステム。出発から街に戻った時間まで×150ペソのお支払い。
今回は3時間回って、450ペソ。
快適で、結構有意義な時間だったと思う。お兄さんは馬車にのせる以外にも、色々と教えてくれたり、写真撮ってくれたりした。
最後に「ありがとう、楽しかった!」と伝えてちょっと足して500ペソ渡したら、「いいのかな」と遠慮がちに受け取る。
ヴィガンの人たちは、ちゃんと観光で潤っているので、あまりお金にがめつくない。物の値段とか、屋台の食べ物とか、適正価格だと思う。トライシクルのしつこさだけはちょっとあれだけど、彼らはよその街から来ているから少し事情が違う。
個人的には観光地としてオススメしやすい場所。
さてーーー!!夜は楽しみにしていた夜景とご飯ですよ!
#Philippines #vigan #travel
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