各都市の文化や人々の価値観というのは、大学のキャンパスにも表れているなと思う。
建築やキャンパスの施設(Facility)、あとは敷地内の構成というか緑や広場の多さみたいなもの。人の流れをどう作っているかとかね。
公園のようなパブリックスペースとして大学のキャンパスに行くことが好きなので、今回の旅でもやっぱり、大学は外せないスポット。
CBDを抜けて北のほう、ビクトリア州で最も大きな総合大学メルボルン大学(The University of Melbourne)へ、ピクニックにいってきました。
メルボルン大学はオーストラリアの最高学府。
2015年に創立160周年を迎えた伝統校で、卒業生含む所属研究者で、ノーベル賞受賞者が17名もいます。
参考までに、タイムズ誌が毎年発表している世界大学ランキングの2018年版では、対象1250校中32位。
メルボルン大学は世界でもトップレベルの大学です。
ちなみに、我が国ジャパンの最高学府(東京大学)は42位。
また、同ランキングの上位20校中17校がUSの大学。
1位Oxford 、2位Cambridge、3位Stanford。学費もすごいけど学力もすごい。
(THE WORLD UNIVERSITY RANINGS → https://bit.ly/2R0lvka )
メルボルン大は特に法律の分野に強みがあり、学術関係者、学校関係者からの評価をランキングした
「QS WORLD UNIVERSITY RANKINGS」の法律分野で、世界6位の大学に選ばれています。
広くオーストラリアで言えば、スポーツ関連分野で評価されている大学が多く、さすがスポーツ大国。
上位50校以内、2位と4位にランクした2校を含め、合計7校の大学が同分野でランキングされています。
(QS WORLD UNIVERSITY RANKINGS→ https://bit.ly/2ThBKgw )
大学敷地内の雰囲気は、のんびり。
広大な敷地に建物が点在しており、それぞれ高さがないので圧迫感がない。
緑が多く、ベンチや芝生の広場に結構なスペースが使われていて、とても贅沢な印象。
また、大学設立時のテーマ「ゴシック復興」に沿って作られた、ゴシックスタイルの古い校舎を随所に見ることができます。
特にパティオを臨む回廊を有した教養学部の建物は、教会そのもののようだった。
メルボルン大学内にはいくつものカフェがあって、大きなエスプレッソマシンを置いた本格的なコーヒースタンドや、ミニワゴンで出店しているお店もある。
コーヒーを飲む場所に困らないのは、メルボルンらしい。
ホリデーシーズンで大学が休業中にもかかわらず、大学内の各所で午後を愉しんでいる人たちを見て、なんとなく「豊かな街だな」と感じました。
大学は「ひらかれている」のが、わたしの理想。学びたい人々だけではなく、街にもひらかれていること。
学校であると同時に街の一部として、一員として、貢献できる役割があると思うから。
本郷の東大のキャンパスの広場で、自由にかけまわったり、三輪車こいだり、ボール蹴ったりしているちびっこたちを見ると、大学のキャンパスは公園のない都会のオアシスだなと思う。
セキュリティのために「関係者以外はお断り」と門に書いてある大学も多いけど、個人的には残念に思う。
街の人にひらくからこそ、機能する「見守り」という価値もあると、私は思う。
帰りはイタリアンレストランの集まっているライゴンストリート(Lygon St)で人気のジェラート屋さん(Pidapipo)に寄って、
評判の本屋さん「Readings」で本を買い、メルボルン監獄(Old Melbourne Gaol)を横目に通り過ぎ、CBDに到着。
監獄すごかったー!でも入場料高いので、次回。笑
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