**東京波照間**

波照間島に行くと決めたのは、行けるとこまで行った時にどんな自分になるのか知りたかったから。

準備を進めながら、沖縄仲間、とくに離島の猛者たちに話をきくと、「5回トライしてやっと行けた」とか「3回トライしたけどまだ行けてない」とか、そんな話をよく聞いた。

Copyright:Yuri Ito
@yurio_it

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石垣からのフェリーが原因で、少しでも波が高かったり、少しでも雨が降ったりするとすぐに欠航するらしい。

なので念のため、フェリーが欠航した場合に備えて、乗り合いの貨物船に乗る手段とか、石垣の宿を欠航時のために確保したりとか、みんな色々工夫してる。

しかもそのフェリーも1日数便で、朝の便が出たからって次の便が出るとは限らず、逆に朝イチ出なかったからと言って午後が出ないとも限らず・・・なので、「とにかく朝イチのチケットを目指して、それで乗れなくても、フェリーターミナルで1日粘る覚悟でいけ!」というのが先輩方の教え。

不安もありつつ、「なんだその神頼み的なアレは」とワクワクする。笑

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旅に関しては強運だと自負しているので、最終的には「大丈夫っしょ!!」と思って、東京出発。

しかし・・・那覇へ向かう飛行機が天候不良で遅れ、余裕だったはずの那覇トランジットで空港内猛ダッシュ。

わーーギリギリ乗れないかも!!という出発時間直前ににゲートに着いたら、石垣便も遅れているとのお知らせ。安堵というより、「そんなに雨すごいの・・・」という不安。明日、波照間なんですけど!!

石垣へ向かう飛行機内、あまりに雨風が強く、さらに不安に。

無事到着して、空港を出たら、台風か!という豪雨で・・・。

「これはマジで無理かも・・・」

さんざん注意を促してきた、沖縄仲間のみんなの言葉が思い出される。

うーーー、今から欠航したときの宿確保するか、どうしようか・・・。

バスで石垣の中心地に向かい、ユーグレナモール内のゲストハウス「えみっくす」に到着。

オーナーさんに聞いたら、ここ数日石垣島はずっと豪雨で、波照間島に行けない子達がずっと延泊しているとこのこと。だから部屋はいっぱいだと。きれいなゲストハウスだったので、ここを確保したかったけど、仕方ない一から探そう。最悪、沖縄仲間のみんなに助けを求めよう。

到着が遅くなってしまったので、食事もせずにシャワーを浴びてすぐに寝る。

みんなに教えてもらった、石垣島フェリーターミナルの出航情報サイトを眺めながら、一向に「」にならない波照間便。

不安でいっぱいのまま就寝。

翌日早朝に起き、サイトを見ると、出航できそうな気配!!

急いで支度をし、まだ誰も起きていない宿を後にする。

石垣島のフェリーターミナルはユーグレナモールから徒歩で行ける距離。

カウンターでチケットを無事ゲットし、「行けるんだ、わたし」と思う。

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(旅行期間 2017年4月27日〜5月8日)