火薬ドローイングて知っていますか?
私も今回の展覧会の告知を見て初めて知りました。
まずはこのダイナミックで衝撃的な映像をご覧ください。

美術館の特設サイトにはこのように紹介されています。

”火薬を爆発させてカンヴァスや和紙に画像を定着させる絵画は、蔡國強の代表的な作品です。火薬の本質は宇宙や生命の根源と同一であると考える蔡は、爆発によって絵画に永遠の命を吹き込んできました。そこには、自然素材による偶然性とアーティストの力の妙が描かれます。

本展では、横浜の歴史や岡倉天心、日本の風景や伝統美などに取材して、スケールの大きな火薬絵画を、横浜美術館のグランドギャラリーで制作しました。横浜の生んだ思想家・岡倉天心と蔡國強は、共に「中国―日本―アメリカ」をつなぐ存在といえるでしょう。”

★蔡國強「帰去来」
http://yokohama.art.museum/special/2015/caiguoqiang/index.html

そして、爆破の過程は、横浜に校舎を構える東京藝術大学大学院映像研究科 桂英史研究室|geidaiRAMとの協働によるドキュメンタリー映像として、会場で見れるそうです。

個人的に、ここ最近の展覧会で一番期待値の高い企画です。横浜美術館のダイナミックな展示環境でどんなものが見れるか、今から楽しみ。

「壁撞き」

「夜桜」制作風景

「夜桜」

蔡國強

Cai Guo-Qiang ( b.1957, Quanzhou, Fujian Province, China ).
1957年、中国福建省泉州市生まれ、ニューヨーク在住。
上海戯劇学院で舞台美術を学んだ後、
1986年末から1995年まで日本に滞在、筑波大学で学ぶ。
1995年以降はニューヨークを拠点に活動。

http://www.caiguoqiang.com/

 

蔡國強氏

蔡國強「帰去来」

会期 : 2015年7月11日(土)~10月18日(日)(木曜休館)
時間 : 午前10時 – 午後5時(入館は午後5時30分まで)
会場 : 横浜美術館 →googlemap
住所 : 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4番1号
料金 : 一般1,500円 ※詳細は美術館HPへ
交通 : みなとみらい線みなとみらい駅徒歩5分・JR線桜木町駅徒歩10分

★画像・動画引用元
>>記事内動画
横浜美術館 「帰去来」
>>記事内画像
(上から)
JDN
CINRA.NET
Wikipedia 蔡國強